再生医療

変形性膝関節症

組織の崩れを整える働きを示し、疼痛低減や現状以上の変形の進行を食い止めることを目的とします。

変形性膝関節症とは、膝関節を構成する骨の変形や関節軟骨の変性が生じることで膝に痛みを生じる疾患です。

主な原因として

・膝関節に過度の負担がかかる作業の繰り返し
・骨折、靭帯損傷、半月板損傷などの外傷の後遺症
・体重超過

などが挙げられます。

ひざへの負担がかかり徐々に軟骨がすり減りることで炎症が起こり、症状が進行すると膝に水が溜まり、ひざの曲げ伸ばしができにくくなり正座やあぐらなどの体勢が辛い、階段の上り下りが辛いなどといった症状が出始めます。
病気が進行し、末期状態になると、骨自体が損傷しひざが変形してしまいます。強い痛みで歩くことすら難しくなり、O脚やX脚に変形して足が伸びなくなります。歩くことが困難になると、運動不足になり、体力が落ちて最悪の場合、寝たきりになってしまう可能性があります。
さらに、一度すり減ってなくなった軟骨は自分の力では元に戻ることはできないため、最悪の場合人工関節の手術を行い入院をする必要が出てくる場合もあります。

そこで当院では、脂肪由来間葉系幹細胞療法という最先端の治療を行っています。
自分の脂肪組織から分離した幹細胞を増殖培養させ、~1億個程度まで増やした後、体内や患部に注射などで送り込む方法で、安全性の高い再生医療として注目されています。